最終更新日: 2023年6月19日

2023年3月17日、AIQVE ONE主催の品質管理をテーマにしたセミナーイベント、QA Tech Night v ol.8を開催いたしました。
今回は、グリー株式会社 QAグループ シニアマネージャー 堀米氏、株式会社ボトルキューブ 品質管理部 部長 鏡谷氏をお招きし、AIQVE ONEの花房、桑野を交え、「ゲームQA人材の育成」をテーマにパネルディスカッションを行いました。その際の模様を前編、後編に分けてお伝えいたします。

自己紹介

AIQVE ONE株式会社 桑野:
それでは、『これからのゲームQA人材と育成~「ゲームをテストする バグのないゲームを支える知識と手法」の著者と語るQA人材のキャリアとは~』と題したパネルディスカッションをはじめさせていただきます。まずは自己紹介からお願いします。

グリー株式会社 堀米 賢氏

堀米氏:
グリーの堀米と申します。Customer & Product Satisfaction部という、QAだけではなくカスタマーサポートや法令チェックなどが一緒になっている部門にて、QAグループを統括するシニアマネージャーをさせていただいています。主な仕事としては、事業全体の障害削減、コスト最適化の推進や、市場に出てしまった障害のリスクマネジメントやプロダクト品質向上提案などです。略歴としましては、前職では組み込み系のテスト技術者を経験し、その知識や経験をもとにゲーム業界で何か貢献できないかということでグリーに転職いたしました。現在は協力会社さんと連携したり、テスト内容を改善したり、他社さんと合同でメンバーの技術向上に向けた勉強会を主催するなど、業界全体を良くしていければという思いで活動しています。

グリーのQA組織では、ゲーム・アニメ事業だけでなく、メタバース事業やコマース・DX事業のアプリケーションのテストなど、幅広く行わせていただいています。我々のチームは、グリー品質というものをどう創っていくかをテーマにしており、各事業領域に合わせたテストをどうつくっていくかというところをコミットしています。社員も様々な業務をみているため、幅広いメンバーが在籍しています。

株式会社ボトルキューブ 鏡谷 陽一氏

鏡谷氏:
ボトルキューブの鏡谷と申します。ボトルキューブは、サイバードグループの企業になり、少しややこしいのですが、サイバードの品質管理部の部長も兼任させていただいています。もともとはゲームのプログラマーをしていたのですが、品質管理部を立ち上げてからはマネジメント業務が中心です。

経歴としましては、ゲームの専門学校を卒業してからプログラマーとして就職し、2016年に、サイバードで品質管理部を立ち上げました。その後いろいろやらせていただきましたが、今回はこの資料の囲っているあたりがお話しできるところかと思います。

昨年JaSSTという品質管理のシンポジウムに登壇させていただきました。資料は公開されていますので、興味があればぜひ読んでいただければと思います。
URL:https://www.jasst.jp/symposium/jasst22tokyo/pdf/B5.pdf

AIQVE ONE株式会社 花房 輝鑑

花房:
AIQVE ONEの花房といいます。人材開発部にて、会社の組織的な教育をつくったり、見直したりというところが主な業務になっています。現場のセクションマネージャーも兼任しており、テスト自動化の推進や運用、加えて人材育成に関する施策を現場で試してみることをやっています。もともとゲームのテストを10年くらい経験し、その後非ゲームの、主にスマホアプリやWeb系のシステムで8~9年くらい経験してから、また4年くらい前にゲーム業界に戻ってきました。4年前から社内の教育に携わらせていただいてきましたが、前職の会社でも教育を担当していたので、そのあたりを踏まえて、本日いろいろお話しできることがあればと思っています。よろしくお願いします。

桑野:
ありがとうございます。

まず今日のテーマ「これからのゲームQA人材と育成」にした理由ですが、このたび花房が「ゲームをテストする バグのないゲームを支える知識と手法」という書籍を出版いたしました。

JSTQBやソフトウェアテストの本は結構出ているのですが、ゲームテストに特化した本は、少しテクニカル寄りの海外の本が少し出ているくらいで、日本ではまだありませんでした。どんな思いで執筆されたかなど、花房さんからお願いできますか。

花房:
今桑野からあったとおり、ソフトウェアテストにフォーカスした本は結構多いのですが、ゲームに特化したテストやQAの本は、自分が知っている中では海外の翻訳本で、それも10年前の本なので今の日本では合わないのではないかと漠然と思っていました。さらに、私がこの仕事をスタートしたのがアルバイトからだったのですが、仕事は楽しくて面白いのでずっと続けたいと思っていたものの、なかなか正社員登用の機会に恵まれず、何回か職を変えてようやく安定してきたというキャリア面での苦労もありました。また、QAの仕事自体を知らない人も多いですし、どうキャリアを積んでいったらいいのか、どういう知識をつけたらいいのかなどの情報が全然出回っていませんでした。そこで、QAの仕事を知ってもらうきっかけや、キャリア形成のヒントになればと思い、今回執筆させていただきました。

桑野:
ありがとうございます。僕も読んだのですが、ゲームデバッグから入ったアルバイトさんですと、JSTQBは少しハードルが高いというか、意外と難しかったり、そもそもそういう資格があるということも知らなかったりするので、そういった入門編的な意味で最初に読んでいただくにもいい本なのではないかと思います。実際ゲームデバッグに関わる方は、ゲーム業界でもありながらテスト業界でもあるので、キャリアがすごく難しいと思うんです。今日のお三方はある意味そこを勝ち残ってきた方々なので、どうやってそこまでいったかなどもお話を伺えればと思います。

各社のQA人材育成事例

今日は3つくらいテーマを絞って用意していますが、最初に各社のQA人材育成事例を聞いていきたいと思います。まずは花房さん、うちの特徴的なことなどあれば、どうでしょう。

花房:
なるべく学びに興味をもってもらいたいと思うので、勉強会も定期的に開催していたのですが、かたい資料を用意して、講師役の人が話すという形だけではなく、少しハードルを下げるということは意識しています。実例でいうと、AIをプログラミングして動かすというゲームを使ってテスト自動化の考え方を同時に学んでいくということも行いました。実際にゲームを遊びながら学ぶということですね。

桑野:
うちみたいな会社はアウトソースベンダーなので、どうしても最初の入口は優しいところからになりますね。逆にグリーさんとかでは、いきなり社員採用の方もいらっしゃればアルバイトの方もいらっしゃると思いますが、そのあたりの立て分けなどはあるのでしょうか。

堀米氏:
弊社のQA人材は、雇用形態として契約社員、正社員の他にアルバイトの方もいらっしゃいます。それぞれ経験やバックグラウンドも違うのでおまかせする業務は結構分けています。先ほど会社紹介のところでお話ししたように、弊社の案件は結構バリエーションが多いため、社員は中に入ってテストの設計や実行をするよりは、どちらかというと案件管理の領域の軸が割と強いので、社員採用した方は基本的には案件管理からスタートしていくことが多いです。そこからより広く見るようなマネジメント方向に行くか、より効率化などを進めていくようなスペシャリストに行くかという軸になっているので、そこは本人のレベル感などに合わせて教育を進めています。先ほどの話で言うと、現場にはアルバイト採用の方が未経験で入ってくることが割と多いのですが、実際にテストを実行してもらい、テスト業務とはどういうものかという学びから入るのが軸になっています。そういった形で区分けをしながら、それぞれに合った教育をどう現場で進めていくかということを考えながら進めています。

桑野:
アルバイトの方だと未経験の方が多いのでしょうか。

堀米氏:
そうですね。弊社では採用軸が二つありまして、連携している専門学校さんから応募いただく方は、ゲーム業界は知っているもののテストのことはあまり知らないという方が多いです。もう一つの軸は媒体経由で、実際に一般から募集する場合です。こちらはテスト経験がある方もいらっしゃったりしますね。

桑野:
正社員になるとハードルが高そうに見えますね。テスト実行だけしたいという方も中にはいるのでしょうか。

堀米氏:
そうですね。実際にテスターで入られて、ずっとテストをしていたいという方もいらっしゃいますね。社員になりたいという方は、採用のタイミングで、意向確認のようなことは結構行っています。

桑野:
最初にしちゃうんですね。

堀米氏:
最初になるべくやります。その業務を経験しながら、やっぱり違うなということもあったりするので、半期ごとにも行い、その人のレベル感や志向に合わせて調整をしています。

桑野:
逆に職人みたいな感じでずっとアルバイトでいいという方もいらっしゃいますか。

堀米氏:
そういう方は結構稀かもしれないですね。テスターを何年か経験して、やはり難しいと感じて途中で辞めてしまう方もいますが、テスターとして続けたいという人もそれなりに多いです。

桑野:
一方で、せっかく実力があるのに契約社員や社員になって責任が増えることへの恐怖があって、ずっとアルバイトでいいという方、もしくは辞めてしまう方がいらっしゃるケースも聞きます。これは業界にとっても非常に勿体ないと思います。恐らく各社さんもそこはどうにかしたいと思っているのではないかと思いますが、鏡谷さんは、社員が辞めないように何かされていることなどはありますか。

鏡谷氏:
弊社の品質管理のメンバーは10人そこそこなのと、立ち上げ前からいたメンバーは、他の案件タイトルのチームのテスターの延長として品質管理部に入っているため、あまり新規の採用はできておりません。1人2人、アルバイトから契約社員になり正社員になりという事例はありますが、採用してどう育てるかというところは、弊社ではまだあまり事例がないところではあります。逆に今いるメンバーが辞めないようにというところで言いますと、品質管理の仕事はなかなか評価がされにくいと思うので、弊社の評価制度の中でしっかり育てることはもちろん、育った結果をどうアピールするかというところも結構重要な仕事になると思っています。それこそ、目標設定シートの書き方やアピールの仕方を教えたり。実際に品質管理部の上に部署があると、品質管理を知らない人が最終的に評価をしなければならない可能性も出てくるため、そういう人たちにわかるように書きなさいとか、日本語の書き方などをみながら、なるべく正当に評価されるようにし、その上で成長を促していくという取り組みはしています。

桑野:
実際に品質管理というかテスターさんの評価は難しいんですよね。バグを出したから評価されるわけではないと思います。そういった工夫はされていますか。

鏡谷氏:
そうですね。不具合を何件出したからという評価は全くないですね。

桑野:
やはりそうなんですね。グリーさんはそのあたり、何か独特の観点などはあるのでしょうか。

堀米氏:
弊社ですと半期ごとに短いスパンでの目標設定をしているのですが、その中でどういう成果を出していくのかというところと、プロセス面でどういうところを伸ばしていくのかというところを最初に目標を立てて、そこを各マネージャーと合意しながらアクションプランを調整し、段階的にチャレンジする仕組みをつくっています。

桑野:
なるほど。

堀米氏:
テスターさんだとそこの部分が少し独自で、割と実務に紐づいた形で評価項目を作っています。たとえばテスト実行の生産性をどれぐらいで出せるか、不具合報告だったら校正が入らずにうまく書けるかどうか、設計は経験しているのか、プロダクトと調整はしているのか、また普段のやり取りの中でどういうレベル感でできるのかというところを評価していたりします。

桑野:
やはり常日頃リーダーさんなどがウォッチして、割としっかり見ていないとなかなか難しいですよね。

堀米氏:
そうですね。日頃の業務の進め方はチャットベースで進んでいくのですが、チャットの流れなどでラリーがいかに抑えられているかなどを見ていたり、数値面でいうと、テストの実行スピードは全部自動で出るようにしているので、大体月当たりどのくらいの生産性を出せているかはすべて数値を出して、確認できるようにしています。

桑野:
それは面白いですね。

堀米氏:
案件ごとに特色が違うので、高いからといってイコールその人がすごいというわけではなく、案件状況を踏まえた上で、あくまで指標として取っているということですね。

桑野:
非常にわかりやすいですね。特にゲームは難しくて、たまたま売れているプロジェクトにアサインされてテスターさんにたくさんボーナスが出るというケースがたまにあったりするようです。運良くそのプロジェクトに入っていたということなので、難しいなと思っていました。逆に、うちみたいなアウトソースベンダーの評価ポイントというのは、まだ試行錯誤している部分もありますが、花房さんの理想などはありますか。

花房:
そうですね。やはり今話が出たようにタイトルの状況などによって出せる成果は変わってくると思うので、個人的にはそういうところはやはり評価軸からは外したいと思っています。たとえば純粋にテストに関するスキル、そしてゲームの開発などに関する知識技術などのドメイン的な部分、そしてヒューマンスキルやポータブルスキルの部分。大体この3つを軸にして考えることが多いのではないかと思います。

桑野:
指標はバランスが良くなっていると評価しやすいのかなと思います。ただ、特定のIPにめちゃくちゃ詳しい人も、ゲーム業界には重要ですよね。他は駄目でもこれだけは誰よりも詳しいみたい人も、多分評価されるのかなと思います。グリーさんでは、具体的な目標設定などはどうされていますか。

堀米氏:
半期の目標設定では、大体目標と達成基準、どういうものを置くか、アクションプランとしてはどういう形で考えているのかを擦り合わせるような形で、大体5個から多くて7個ぐらい、目標を半期ごとに立てているという感じですね。やはり一番大きいところは各人案件を持っているので、その案件をどうこなしていくかというところで成果を出すという軸がやはり強いですね。あとはより上位のグレードの人ほど、組織や事業に貢献するような目標を立てるという感じです。

桑野:
鏡谷さんはいかがですか。

鏡谷氏:
メンバーによっては、たとえばJSTQBの勉強をして受験するっていうところも入れてみたり、外の勉強会に何回出てレポートを書くっていうのも人のレベルによっては入れたりしています。チームにしっかり刺さっているメンバーは、プロセス改善やチーム全体の業務効率化に貢献できればプラス評価というのはやっているので、それを立てながら、基本的にはMBOベースというか目標ベースで育成をしていく。また、会社の評価制度自体にレベルごと、ステップごとの要件がありますのでそれを見ながらやっています。品質管理部だから品質管理部専用の目標設定や指標を作ってしまうと、会社とのバランスがおかしくなってしまうので、なるべく会社が定めた育成制度を使い、その上に乗っかった形でアレンジしていくようにしています。

桑野:
なるほど。やはりゲーム開発会社さん、パブリッシャーさんの中の品質管理部は他の部署との兼ね合いもありますよね。

鏡谷氏:
そうですね。開発会社としてはテストをしていればいいということは全くないので、しっかり開発にさされるかというところが一番評価のポイントになると思います。

桑野:
今聞いていていいなと思ったのは、たとえば今日来てくださっている方も恐らく自主的なモチベーションで参加されていると思うのですが、社外勉強会に出ましょうと言ってもなかなかモチベーションが湧かない人もいればガンガン行く人もいると思います。でもそれがちゃんと評価に繋がるっていいですよね。

鏡谷氏:
そうですね。自分自身が品質管理部を立ち上げて周りを見たときに、品質管理や開発をしている人はそれほど外に出ない傾向がありました。なので、外を見てきなさいというのをまず一言目に言うようにしています。自分自身もJaSSTに出させてもらったり、見学に行ったりしています。ドメイン知識というところもあると思いますが、自分たちがやっているよりも少し広い世界を観ることが大切だと思います。また、最近はたくさんやっていただいていますが、QAに関する勉強会はほぼなかったので、そういうところがあればとにかく行ってみなさいと言っていました。ただ、レポートを書きなさいというと行かなくなっちゃうので、それは言いませんでした。今ちょうどグリーさん主催のQA研究会にうちのメンバーも参加させていただいています。なかなか我々の会社ではその規模ではできないので、そこは甘えて、いろいろ参加させていただいてそれを社内にフィードバックして取り入れて実践できれば、それはとてもいいことだと思っています。

桑野:
いいですね。グリーさんもこないだグリーテックカンファレンスをやられていましたよね。

堀米氏:
はい。QAというよりは、開発部門の人主催でテクノロジーを広げていくという目的でやらせていただいています。今年もやるのでぜひ。

桑野:
今年もぜひ行かせていただきます。すごく勉強になる会なので、皆さんもぜひ。

この育成に関して、グリーさんでは、スペシャリスト系やマネージャー系にどういうふうに持っていくかなどの取り組みはどうされているのでしょうか。

堀米氏:

これが難しいところなのですが、マネージャータイトルが実際に組織のリーダー的なポジションになるので、数は限られているんですよね。それ以外の技術者が基本的にはスペシャリストとしてキャリアを積んでいくことになりやすいのですが、割とうちでは実務が結構管理に寄っているのでマネージャーに寄りやすいという性質があり、その中でどうスペシャリティを伸ばしていくかというところについては、数値管理を強くやっています。市場に出てしまった不具合の数がどれくらいなのか、それがどういう起因で発生しているのかというところの分析をあえて社員にもしっかりとコントロールするように業務を持ってもらって、そこから深掘りしてどう原因を考えていけるのかというロジカル思考みたいなところは会社として割と強く言っているので、文化としてあるのかなと思います。

桑野:
なるほど。

堀米氏:
そういうとこを伸ばしながら、そのどちらにも使える技術をベースとして伸ばしていき、その人の行きたい方向に合わせて少しずつ調整をかけていくという感じでやっています。

桑野:
確かに管理に寄ってしまうのはよくわかります。自社のテスターさんだけでは回らないから、我々のようなアウトソースベンダーに発注したときに、やはり管理がメインになるし、出てきたバグに対してどう分析していくかなどのデータ分析力とか、そういった知識や能力も必要なってきますよね。

堀米氏:
はい。あとは折衝能力というか、開発メンバーと、テスト範囲とテストにかかる費用の調整ができることも大切ですね。

桑野:
しかも内製品管だと、開発側とのやり取りもそうですし、それを外部のベンダーに落とし込まなければならないから交渉能力も必要だし、だけど開発から全然バイナリが上がってこないから催促しなければならないとか。コミュニケーション力というのはやはり両方に求められるのでしょうか。

堀米氏:
そうですね。マネージャー、スペシャリスト、どちらの方向でもコミュニケーション力は必要になります。マネージャーは複数プロダクトを管理しているので、そこから見えてくる課題に対して関係者を巻き込みながら解決していく動きが求められます。スペシャリストはテスト現場の技術的なサポートをするので、こちらも関係者をリードしていく側面があります。

桑野:
非常に参考になります。QAアウトソースベンダーだとまた少し違いますが、コミュニケーション能力がある人は割と上に上がりがちというのがあるのかと思うのですが、花房さんいかがですか。

花房:
そうですね。多分、仕事をするにあたってのコミュニケーションというのは共通して重要なスキルだと思います。
ただちょっと勘違いして、友達みたいに仲良くなることがイコールコミュニケーション力だと思うメンバーもいたりするのですが、個人的にはどちらかというとしっかりと言いたいことを伝えて理解してもらえるとか、相手が何を考えているかを察するとか、聞きたいことを聞き出す力とか、そういったところが大切だと思っています。

後編に続きます。