最終更新日: 2024年2月19日

ゲームやアプリのリリース後やイベントなどの実施後、TwitterなどのSNSでユーザーのリアルな反応をチェックし、不具合やユーザーの声を拾うことも少なくありません。リリース時にバグをゼロにすることは難しく、ユーザーのSNS等から不具合やバグの報告を知ることもよくあります。一方で、24時間365日人力で監視するのはほぼ不可能に近く、タイムラグが発生したり、漏れや重複があったりして非効率になってしまいます。
「人的コストを削減して、SNS監視業務を効率化したい」そんな声をもとに開発したのがツイート監視ツール「Oreo」(オレオ)です。

ツイート監視ツール「Oreo」とは?

人の手を使うと、どうしても漏れ等が発生してしまいますし、コストもかかってしまいます。また、24時間監視を行うのも現実的ではありません。そうしたお悩みを解決するべく、漏れがなくユーザーの声を検出できるツールとなっています。
具体的には、Twitterからユーザーの声や画像を、固有ワードや画像をもとにリアルタイムで収集・データ化し、 テキストマイニング処理をして可視化することができます。また、大量のツイートから不具合やトラブルを自動でピックアップし、リアルタイムなレポートを作成します。
ソーシャルリスニングツールは様々ありますが、マーケティング要素が強いものが多い中、「Oreo」はゲームやアプリの市場不具合の検出やユーザーボイスの収集に特化したツールです。

ツイート監視ツール「Oreo」の3つの特徴

ここでは、「Oreo」の3つの特徴をご紹介します。

ツイートを24時間自動監視

日々投稿される膨大なツイートを24時間自動で監視、収集することが可能です。手作業よりも高精度で簡単にユーザーボイスを集めることで、データ収集にかけていた人的リソースや時間の大幅な削減が可能になります。

ツイートを自動でカテゴライズ

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不具合ツイート、ポジティブツイート、ネガティブツイートといったようにツイートを自動でカテゴライズすることが可能です。

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また、ツイートをスコアリングし、スコアが高いものをレポート一覧で抽出することができます。たとえば、「クラッシュする」「落ちる」などのワードはスコアを加算しておけば、いち早く重大な不具合に気づくことができます。

AIで学習し、類似画像判定

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ツイートする際に画像が貼られる場合も多いため、AIであらかじめ学習した画像を類似判定し、関係ない画像のツイートを排除して目的のツイートを絞り込むことができます。テキストの分析だけではなく、画像も合わせて分析することで、ノイズを少なくし、より精度の高い分析が実現しました。

Slackとの連携

Slackとの連携にも対応しており、緊急度の高いツイートが発見されると、即座にSlackに自動送信されるようになっています。その流れでコミュニケーションができるため、対応方針の検討を早い段階から行うことができます。

レポート内容一覧

「Oreo」のレポート内容は以下の通りです。

・全体のツイート数
・ポジティブツイート、ネガティブツイートの推移
・ネガポジ比率

ダッシュボード機能により、時間、デイリー、ウイークリー、マンスリーで、ツイート数の動向が一覧で見えるようになっています。ポジティブツイート、ネガティブツイートの推移も可視化されているため、ユーザーの温度感や、優先的に対応する箇所がわかりやすくなっていることも特徴です。

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ツイート監視ツール「Oreo」導入のメリット

「Oreo」を導入いただくことで得られるメリットをご紹介します。

ユーザー体験、満足度の向上

ユーザーの声に気づけないと、満足度の低下や離脱に繋がってしまう恐れがあります。Oreoを使うことで、ユーザーの声を漏れなく拾い、不具合が起きた場合にはいち早く対応することで、ユーザー体験や満足度の向上、さらに継続率の向上につながります。

品質の向上

開発チームやQAがユーザーの反応を見て、品質向上に役立てることもできます。ユーザーがどういう温度感、どういう視点で遊んでいるかを知ることができるため、テストの観点出しに活かすこともでき、さらなる品質の向上につながります。

工数の削減

カスタマーサポートやマーケティング担当だけではなく、開発やQAなど、様々なメンバーがツイートをチェックしていることが多いため、工数が重複し、非効率になっているケースもよくあるのではないかと思います。「Oreo」により情報を一元化することにより、それぞれが確認を行う手間が省け、工数の削減、業務の効率化につながります。

導入事例

「Oreo」を導入いただいているお客様の事例をご紹介いたします。

https://www.aiqveone.co.jp/case/mixi_oreo/

導入の流れ

導入していただく場合は、お客様にワードリスト、画像のリストをご用意いただきます。
AIQVE ONEで画像の学習、サーバー構築、ツイート抽出、レポート作成をいたしますので、お客様にはWeb版でレポートを見ていただくという流れとなります。

今後の展望

今のところ、ユーザーの声を収集する上で一番広い部分であるTwitterに限定していますが、その他のSNSや、ゲームの評価ページなどまで範囲を広げることも検討しています。また、現在はゲーム業界で使用することを目的に開発しておりますが、夢としては様々な業界で、様々な用途に使っていただけるよう開発を続けていけたらと思っています。ご興味のある方は、ぜひお問合せください。

ツイート監視ツール「Oreo」の詳細はこちら