最終更新日: 2023年6月23日

「品質管理に、革命を。」を理念に、ソフトウェアテストをもとにした自動化テストなどの品質管理事業を展開するAIQVE ONE(アイキューブワン)株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山崎太郎、以下AIQVE ONE)は、自動テストのための独自ツール「Garbo(ガルボ)」 for Switch(旧:Auto Tester)を開発いたしました。

「Garbo」はゲームテストを自動化するために開発されたAIQVE ONE独自のテスト自動化ツールです。
「Garbo」を使用することで、テスト準備、テスト実行作業の自動化や、スクリプト作成を簡易化させることができ、テストの時間短縮につなげることが可能になります。
また、簡易コマンドを使用することで簡単にスクリプトを作成することができるため、テスト現場への導入がしやすいことが特徴です。
従来の「Garbo」では、iOS/Androidプラットフォームで展開されているゲームのみの対応でしたが、今回のアップデートによりNintendo Switch™で展開されているゲームへの対応も開始いたしました。
また、2022年7月にはPlayStation®4やPlayStation®5にも対応予定です。

■「Garbo」概要

「Garbo」は、ゲームテストを自動化するために開発されたAIQVE ONE独自のテストツールです。
「Garbo」では使用言語に汎用性が高くプログラミング初心者でも扱いやすいPythonを採用しているほか、簡易コマンドを使用することで簡単にスクリプトを作成することができるため自動化初心者でも分かりやすく操作がしやすいツールとなります。

<「Garbo」の特徴>
① テスト自動化で時間の短縮に
「Garbo」では操作手順が決まっている部分のテスト自動化が可能です。
ゲームの仕様変更があった際に行う「リグレッションテスト」、基本操作、表示物確認などの正常系テスト、さらにテスト準備に時間がかかる作業、テスト手順が長い、期待値に運要素があるものの自動化テストで効果を発揮します。
またAIQVE ONEでは自動化テストのノウハウを構築し、テスト設計から自動化テスト実行までの一連のフローを辿ることで、自動化テストの運用が「Garbo」によって実現できます。
※ゲーム性質、テスト内容によって自動化可能範囲はさらに多くなることはあります。

② テスト自動化初心者でも簡単操作!テスト現場への導入コスト軽減へ
「Garbo」では使用言語に汎用性が高くプログラミング初心者でも扱いやすいPythonを採用しているほか、簡易コマンドを使用することで簡単にスクリプトを作成することができるため自動化初心者でも分かりやすく操作がしやすいツールとなります。
そのためテスト現場への導入がしやすいことが特徴です。

<「Garbo」操作画面>
「Garbo」は端末の画面上に表示された画像を切り取り、スクリプトの条件文を利用した画面操作が可能です。

■「Garbo」for Switchの特徴

従来の「Garbo」では、iOS/Androidプラットフォームで展開されているゲームのみの対応でしたが、今回Nintendo Switch™で展開されているゲームへの対応も開始いたしました。

① Switchコントローラー操作への対応が可能
全てのボタンが自動操作可能です。
L/Rスティック操作や、スティックの傾け度合いの指定など、コントローラーの細かい操作の指定ができます。ボタン/スティック操作は、Press(一度押し)、Hold(押し続ける)、Release(離す)指定によりボタン/スティックの同時操作が可能です。

② 画面のタッチ操作も自動化可能
コントローラー操作の他に、タッチ操作も可能となるため、スマートフォンとのマルチプラットフォーム展開があるアプリにはスクリプトの相互流用ができる可能性が広がります。

■「Garbo」for Switchを使用した導入事例

「Garbo」for Switchを使用した自動化テストの導入事例をご紹介します。
<導入事例の概要>

① 対象ソフト
ゆるゆる劇場クラシック(Switch版)
©G-MODE Corporation/© 青木俊直
開発&販売:株式会社カエルパンダ
協力:株式会社エディア
② ソフトの概要
劇場1,2,3と各ストーリーに分かれており、ミニゲームをクリアしながらシナリオを進めていくアドベンチャーゲーム。
③ 自動化対応の流れ
作成したテストケースの中で自動化テストが可能な項目の振り分けを行い、その後自動化テストのスクリプトを作成。自動化スクリプトを使用し手動テストと並行で検証。
④ 自動化対応した箇所
・Switch移植時の追加機能(画面遷移や基本的な動作の確認/端末依存の動作確認など)
・インゲーム共通機能(通貨獲得、アイテムなど)
・各ストーリーの要素(ミニゲームなど)
・Switchの端末依存機能(セーブ、各ボタン、画面タッチなど)

<テストケース振り分けと該当項目>
自動化テストが可能な項目の振り分けを行った結果が以下画像となります。
機能によっては、最大で【29%】の項目が自動化可能となり、テスト時間の圧縮に繋げました。
表示されているテストケースは追加機能のテストケースです。

■「Garbo」・自動化テストについてのお問い合わせ

AIQVE ONEでは今まで様々な企業へテスト自動化をサポートしております。
今までの自動化ノウハウを活かし、ゲームの特性やチームの人員配置などを配慮した適切な自動化導入の流れの構築や、自動化できる箇所・出来ない箇所の見極めなど自動化導入から運用まで最適なご提案をいたします。

お問い合わせは下記お問い合わせフォームよりお願いいたします。
https://www.aiqveone.co.jp/contact/
より詳細なサービス内容や、具体的な導入事例や導入結果のご紹介をいたします。

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